流行に敏感なファッションブランドでは、冬の季節になるとくまのようなふわふわな素材を使用した洋服が発表されることもあります。ブランドとなると高価な素材が使用されることもあり、本物の動物の毛を使った毛皮商品もたくさんありますが、くまの毛を使ったものは洋服としては出回りません。けれども、フェイクファーでくまのようなもこもこ感のある素材が使用されたコートやブルゾンが企画されることもあり、かわいらしさに人気商品ともなります。本物の毛皮となると手入れが難しいものであり、動物の毛でもあるので湿気に弱くカビが発生したり、毛並みが乱れたりと手入れに手間取ることになり、予算的にもフェイクファーとは比べ物にならないほど高額です。
しかし、フェイクファーは偽物の毛でありながらも中には洗濯が可能な素材もあり、価格的にも気軽に手に入れることができます。ただし、フェイクファーであっても手入れを怠ったり雑に扱うと、毛が寝てしまって元に戻らないこともあります。ブランドタグの下にある洗濯表示を参考にして正しい方法で洗うことも重要ですが、トップスであれば椅子の背もたれに寄りかかりすぎることによって毛並みが寝てしまうので、なるべく寄りかからないようにするなど普段からの注意も欠かせません。他にも、バッグを肩からかけてしまえば肩の部分の毛が寝てしまったり、肘をつく癖がある人であれば肘部分の毛が寝てしまうため、美しい姿勢を保つことにも役立ってきます。